STEP1:ユーザー指示

STEP1 【査読条件設定】  ユーザー指示

ユーザー指示は、指示文を入力することで、AIが査読対象の文書を読み込んで指示文に応じた文を生成します。
公報内容の独自要約・翻訳、課題・効果に関するワード抽出など、生成AIの汎用性を活かした柔軟性の高い運用が可能です。

査読種別の選択

「査読種別」にて、「ユーザー指示」を選択します。

指示内容の入力

「ユーザー指示」のテキスト入力欄に、査読対象に対する指示内容(プロンプト)を入力します。
なお、指示文の入力に際しては、任意のテキスト入力以外に、下記にご説明する①~③の機能もご利用いただけます。

①「テンプレートから入力」機能

一度入力したユーザー指示内容はテンプレートとして保存し、いつでも呼び出して使用することができます。
「テンプレートから入力」を選択すると、事前に作成し、保存しておいたテンプレートが選択可能で、これらを利用、編集したユーザー指示文の入力が可能です。

【利用方法】
・「テンプレートから入力」をクリックします。
・表示される「保存したユーザー指示文」一覧画面より、利用したい指示文の「反映」をクリックします。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した指示文が反映されるので、必要に応じて、追記・編集してください。

②「プリセットから入力」機能

「プリセットから入力」を選択すると、Patentfield AIRにて事前にご用意しているプリセット文の選択が可能で、これらを利用、編集したユーザー指示文の入力が可能です。

【利用方法】
・「プリセットから入力」をクリックします。
・表示される「プリセットユーザー指示文」一覧画面より、利用したい指示文の「反映」をクリックします。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した指示文が反映されるので、必要に応じて、追記・編集してください。

③「画像を入力」機能

一部の生成AIモデル(GPT-4oなど)では、公報内の図面や図表データを生成AIに認識させることができます。

【利用方法】
・「画像を入力」をクリックします。
・PC等に保存されている画像を選択し、画像を登録します。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した画像が表示され、画像登録が可能です。


作成した指示文の検証

ユーザー指示文を検証
指示内容を入力後、「ユーザー指示文を検証」をクリックします。
この検証機能により、入力した指示内容にもとづいた場合、どのようなAI査読結果が生成されるかを事前に検証することができます。
大量の査読対象集合をAIに査読させる前に指示文を最適化することができ、無駄な生成コストを抑えることが可能です。
査読対象データの取得
「ユーザー指示文を検証」をクリックすると、上記の検証画面が立ち上がります。
画面左側に反映されている指示文を実行したい査読検証用の任意の特許公報番号を①「査読対象データの取得」欄に入力し、②査読対象項目をドロップダウンリストより選択(※複数選択可)します。
上記設定後、「取得」をクリックします。
これにより、入力された任意の特許公報から、選択された項目が「査読対象データ [対象特許]」ボックスに取得され、公報原文が確認できる状態になります。
生成AI関連設定
続いて、③査読に使用するAIモデルを選択し、必要に応じて、「サンプリング温度」「シード」を設定します。

■AIモデル設定について
・Patentfield AIRで利用可能な生成AIモデルは、こちらを参照ください。
・なお、選択するAIモデルによって、生成コストが異なる点にご留意ください。
検証を開始
AIモデル設定完了後、④「検証を開始」をクリックします。
生成結果の確認
④「検証を開始」すると、「ステータス」情報とともに、⑤「AI査読結果」が表示されます。
上記で取得した検証用査読対象データの公報内容と照らし合わせながら、作成した指示文が意図したように機能しているかどうか、生成されたAI査読結果を確認します。
意図したように機能していない場合は、ユーザー指示文を見直し、再度上記ステップ実行し、検証を繰り返します。
※なお、「検証を開始」の実行に際しても、生成コストが発生します。

■ステータス情報
当該公報内容の検証において要した生成コストならびに取得時間情報を確認することができます。
査読条件への反映
検証結果に問題がなければ、最後に⑥「反映」をクリックすることで、「新規査読設定」画面に戻ります。
以降の流れは、全査読条件共通フロー、STEP1の「設定内容の確認」以降 を参照ください。