STEP1:技術構成比較

STEP1 【査読条件設定】  技術構成比較

査読種別の選択

「査読種別」にて、「技術構成比較」を選択します。
指示内容の入力

「技術構成比較」も、「ユーザー指示」や「項目別指示」と異なり、プロンプト自体はPatentfield側で既に組まれています。
比較したい発明の内容や特許の請求項案を入力し、査読対象文書の比較対象項目を選択するだけで、入力した内容が対象となる先行文献のどの項目のどの段落に記載されているのかを評価することができます。

比較したい発明内容および請求項案の入力
「技術構成比較」を選択したら、「技術構成比較」欄に表示されるテキストボックスに、査読対象と比較したい発明内容や特許のクレーム内容を入力します。

作成した比較内容の検証
技術構成比較を検証

指示内容を入力後、「技術構成比較を検証」をクリックします。
この検証機能により、入力および設定した内容にもとづいた場合、どのようなAI査読結果が生成されるかを事前に検証することができます。
大量の査読対象集合をAIに査読させる前に、作成した評価内容を最適化することができ、無駄な生成コストを抑えることが可能です。

査読対象データの取得

「技術構成比較を検証」をクリックすると、上記の検証画面が立ち上がります。
画面左側に反映されている発明内容及びクレーム内容と比較したい査読検証用の任意の特許公報番号を①「査読対象データの取得」欄に入力し、②査読対象項目をドロップダウンリストより選択(※複数選択可)します。
デフォルトでは、「明細書」が選択されており、入力した構成要素が、対象となる先行文献(ここでは入力した任意の検証用公報)の明細書のどの段落に記載されているのかをAIが評価します。

上記設定後、「取得」をクリックします。
これにより、入力された任意の特許公報から、選択された項目が「査読対象データ [対象特許]」ボックスに取得され、公報原文が確認できる状態になります。

生成AI関連設定

続いて、③査読に使用するAIモデルを選択し、必要に応じて、「サンプリング温度」「シード」を設定します。

■AIモデル設定について
・Patentfield AIRで利用可能な生成AIモデルは、こちらを参照ください。
・なお、選択するAIモデルによって、生成コストが異なる点にご留意ください。

検証を開始

AIモデル設定完了後、④「検証を開始」をクリックします。

生成結果の確認

④「検証を開始」すると、「ステータス」情報とともに、⑤「AI査読結果」が表示されます。
上記で取得した検証用査読対象データの公報内容と照らし合わせながら、設定した内容が意図したように機能しているかどうか、生成されたAI査読結果を確認します。
意図したように機能していない場合は、設定した内容を見直し、再度上記ステップ実行し、検証を繰り返します。
※なお、「検証を開始」の実行に際しても、生成コストが発生します。

■ステータス情報
当該公報内容の検証において要した生成コストならびに取得時間情報を確認することができます。
なお、「技術構成比較」では、システム内で複雑なプロンプトが組まれており、他の査読種別に比べて処理時間が多くかかります。

なお、「技術構成比較」におけるAI生成結果は下記のとおりです。

【AI査読結果で生成される項目】
①構成要素
入力された比較発明・クレーム内容について、AIが技術構成要素に分解し、その構成要素ごとに記載の有無を判定します。

②記載有無
分解された各構成要素について、査読対象特許に該当の記載があるかどうかを判定しています。
結果は、記載あり:1、記載なし:0として出力します。

③出現位置
②で、「記載あり:1」と判定された要素について、査読対象特許明細書のどの段落に記載があるのか、段落番号を表示します。

④判定の理由
②で、「記載あり:1」あるいは「記載なし:2」と判定した理由について、その根拠を簡潔に述べています。

査読条件への反映

検証結果に問題がなければ、最後に⑥「反映」をクリックすることで、「新規査読設定」画面に戻ります。
以降の流れは、全査読条件共通フロー、STEP1の「設定内容の確認」以降 を参照ください。

APPENDIX

「判定方法のルールのカスタマイズ」機能

「技術構成比較」では、システム側で事前にAIに与えるプロンプトを事前に組み込むことで、構成要素ごとの査読対象における「記載有無」を判定しています。

上記「判定方法のルールのカスタマイズ」をクリックすると、現在適用されている判定ルールがテキスト表示され、この内容をカスタマイズすることが可能になっています。

「判定結果の出力形式のカスタマイズ」機能

「技術構成比較」は、プロンプト自体はPatentfield側で既に組み込まれており、AI査読結果として生成する内容も「出力形式」として定義されています。

上記「判定結果の出力形式のカスタマイズ」をクリックすると、現在定義されている出力形式がテキスト表示され、この内容をカスタマイズすることで、任意の出力形式を得ることが可能になっています。

「テンプレートから入力」機能

一度入力した技術構成比較の設定はテンプレートとして保存し、いつでも呼び出して使用することができます。
「テンプレートから入力」を選択すると、事前に作成し、保存しておいたテンプレートが選択可能で、これらを利用・編集した技術構成比較内容の作成が可能です。

【利用方法】
・「テンプレートから入力」をクリックします。
・表示される「保存した技術構成比較」一覧画面より、利用したい比較内容の「反映」をクリックします。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した指示文が反映されるので、必要に応じて、追記・編集してください。